2008 東北1部第16週 プリメーロ 0対2 秋田カンビアーレ


2008年9月7日
東北1部第16週 
福島空港公園多目的広場 13時(観衆:約40人)
FCプリメーロ 0対2 FC秋田カンビアーレ
0【前半】1
0【後半】1
15分 0-1 木内(PK)
50分 0-2 菅原

2013年3月コメント
秋田戦、会場が空港公園の時に語り草になっている試合です。
15週を終え6勝4敗で3位のプリメーロと4勝1分5敗の秋田が対戦しました。
今振り返ると、2008年は歴史の転換点でした。
Jリーグを目指し、先んじて1部リーグに昇格したビアンコーネ福島でしたが、年初に運営会社が撤退、1年で2部降格、入れ替わって昇格したのが、福島ユナイテッドでした。
全社枠で地域決勝出場権を得ていたNECトーキンが出場辞退。その後、クラブ化し、更には塩釜と合併、チームは姿を消しました。
バリエンテ郡山が華々しく登場し、あっという間に消えたのもこの年です。
プリメーロも、このシーズンは8勝6敗の3位で終えましたが、これ以降、負けが先行する状態になっています。

試合のレポートです。
試合経過
試合開始 プリメーロの出場選手は10人
前半15分 0-1 PK
前半16分 プリメーロ、キーパー交代、柳内から千田へ
前半25分 柳内FWで復帰、11人揃う
前半45分 プリメーロの13渡辺倒れる
後半05分 0-2
後半15分 雨が降り始める
後半26分 雷雨の為1時間中断
後半45分 秋田のキーパーが負傷の為10分中断
16時試合終了


FCプリメーロメンバー
31 柳内 GK→FW
 1 千田 GK
 2 齋藤 DF
 6 三浦
12 石井
19 佐藤
 8 田村 MF
10 鈴木
17 梅津
13 渡辺
 7 緑川 FW


選手入場、プリメーロはなぜか10人、選手が揃わずに数的不利な状況で試合開始。
この時は、薄日が差している。
序盤から劣勢のプリメーロ

15分、秋田にPKを献上。

これをきっちりと決められ秋田が先制。
プリメーロ 0対1 秋田

1分後、プリメーロは柳内から千田へGKを交代する。
下がった柳内は、ユニフォームを着替えている。
どうやら、フィールドプレーヤーとして出場するようだ。

約10分後、柳内がFWとしてピッチへ、ようやくプリメーロの選手が11人揃う。

写真はFW柳内。背番号をテープで隠してマジックで1を書きくわえています。(後半の画像です)

徐々に天気は下り坂、正面の山の上から黒い雲が広がり始め、遠雷が聞こえてくる。
互いに決め手を欠きながらこのまま前半が終わると思われたその終了間際、アクシデントが発生、プリメーロの13渡辺が倒れる。
幸い、大事には至らず、自力で立ち上がってベンチへ引き上げていった。


後半、エリア付近で奪取したボールを再び奪われ、ミドルシュートが決まる。
プリメーロ 0対2 秋田

その後は、ようやくエンジンがかかって来たのか、それとも秋田が持たせているのか…この試合初めてプリメーロの時間が来る。

そんな15分、抜け出した柳内のシュートは、惜しくもバーを叩いてゴールならず。
終わって見れば、この試合唯一可能性があったシーン。

この頃から、ぽつぽつと雨が降り始め風が強くなってくる。

25分過ぎには空が抜けたような横殴りの雨、そして、雷。これによって試合は中断。

約1時間後、試合が再開。

お互いに決め手を欠く展開、このまま終わると思われた後半45分頃、プリメーロのFKが秋田ゴール前へ、そこで秋田のGKとプリメーロの選手が交錯!

倒れるGK、続行される試合、GKの「腕が折れてる」という悲痛な叫び。
試合は再び中断、GKは、救急車で搬送されていった。
10分後再開、ロスタイムは4分。
しかし、奇跡は起きることもなく試合終了。
メンバーが11人ギリギリというのは、いただけない。
秘密兵器33番の出番は近いな。